【UV対策】紫外線から肌を守る方法

「夏は好きだけど日焼けしたくない」
「日焼け止めはベトベトするからあまり塗りたくない」
「いつまでも若々しい肌を保ちたい」

こんな悩みのある方 多いのではないでしょうか?
この記事は日焼けをしないで若々しい白い肌を守る方法について解説しています
近年、強い紫外線は皮膚を老化させることがわかってきました
紫外線についてしっかり理解して今年の夏も楽しみましょう

 

 

 

 

 

紫外線について

1年の中で一番紫外線が強いのは?
7月です
 

 

 7月の平均UVインデックスは6.1で、1年間の中で最大となります。
つまり7月は1年の中で一番日焼け対策が必要です。

紫外線の強さを表した指数です
1〜 2 弱い
3〜 5 中程度
6〜 7 強い
8〜10 非常に強い
11以上 極端に強い  という感じです

⭐️UVインデックスが8以上の日の注意点

 ・外出をできるだけ控える
 ・長袖シャツ・日焼け止め・帽子を利用する

7月の日差しが強い日はUVインデックスが11なんて日もよくあるので、注意が必要です
 

 

【セルフチェック】紫外線リスクチェック8項目







チェックの結果

いくつ当てはまったでしょうか

紫外線に対するあなたの注意はこのような感じです

0   良好な肌
1〜2 紫外線トラブルの初期段階 日焼け対策を心掛ける
3〜5 紫外線トラブルの可能性大 肌ケアを見直す必要あり
6以上 皮膚トラブルのリスク高くダメージ大 早急な改善が必要

 

注意点

私が子供の頃、古き良き昭和の時代は「日焼けは健康の証」と言われていました
しかし、今では黒くなる日焼けはUV-AとUV-Bの両方の影響を受けている状態と考えられ決して健康的とは言えません
火傷を負っている状態と捉えるのが正しい捉え方です

紫外線は雲やガラスも通過するので
曇りでも日焼け止めが必要です

ゴシゴシ洗顔は問題ないように感じますが
皮膚のバリア機能を落としてしまうことで
紫外線のダメージを受けやすくなります
メラノサイトを刺激することにもつながるので
注意が必要です

ひげそりや垢すりもメラノサイトを刺激するので注意が必要です。
 

 

最近では「目肌焼け(めはだやけ)」といって目から紫外線が入ると全身のメラニンが増加することがわかっています
夏にはサングラスをつけて強い紫外線が目に入らないようにしましょう。

色の濃いサングラスは瞳孔が開いてしまうから色の薄いサングラスがオススメだよ
 
 
 

紫外線の3つの害

1 光老化

まずは上の写真をご覧ください
有名な写真なので見たことがある人も多いと思いますが、28年間トラック運転手をしていた方の写真です

紫外線によく当たる右側にはシワやたるみが多いのに対して紫外線が当たりにくかった左側にはシワがあまり見られません

実はシワができる原因は「紫外線」なのです
紫外線は肌のハリを保つ繊維であるコラーゲンやエラスチンを破壊します
人間の肌の老化の約8割は紫外線にって起こると言われているのです

シワやたるみの原因となるUV-Aはガラスやカーテンを通過して車の中や家の中に差し込みます
そのためいつも同じ方向を向いて座っていると紫外線の強くあたった側の顔だけシワやたるみができるのです

 

日本の小中学校の教室は西側に黒板を設置し、児童生徒は西側を向いて勉強するように決められています
つまり、子供たちは顔の左側に強い紫外線を浴びて学習しているのです
日本人とチベット人はなぜか遺伝子がとても似ているそうです
しかし60歳の日本人と60歳のチベット人を比べると、チベットの人の方が老けて見えます
これはチベットは高原にあり、普段から強い紫外線を浴びて皮膚が早く老化するためと考えられています
 
 
 

2 免疫低下

肌の表面にはランゲルハンス細胞と呼ばれる細胞があります

この細胞はウイルスや細菌、アレルギー物質の侵入を察知し、免疫システムを発動する細胞です

しかし紫外線によりダメージを受け減少、損傷することで侵入を察知できず、免疫システムが発動しなくなります

夏のビーチで2時間以上広範囲に日焼けすると数日間にわたって免疫力が落ちてウイルスや細菌感染を起こしやすい状況なるといわれています

日焼けした後にヘルペスが出る人がいるのはそういう理由なのです

 

3 皮膚がん

もう一つの怖い害は皮膚がんです
紫外線で肌の細胞の遺伝子を長年にわたって傷つけられることはがんの原因になります

紫外線によって免疫力の低下でがん細胞を異物として排除できないこともがんの増加の原因です
免疫力の低下は体全体に及ぶので、日焼けをしすぎることは皮膚がんのみならず体全体のがんリスクの増加につながるのです

肌が白いほど皮膚がんのリスクは高くなります
私たち日本人は黄色人種なので、白人よりはリスクは低いそうです

 

 

健康に必要な紫外線

ここまで紫外線について話してくると、紫外線は有害なものと思われる方が多いと思いますが体に必要なものでもあります。

人間は紫外線を浴びることで、カルシウムの吸収力を上げるビタミンDや精神を安定させるセロトニン(別名「幸せホルモン」)を作る役割も持っています

しかし、人体が必要とする日照は7月の日差しであれば10分程度で十分です。それ以上の紫外線は体に害となることがありますので、注意が必要です。

1日何時間までなら日光にあたっても大丈夫ですか?
2時間までです。
 
 
私は知りませんでしたが昭和の頃は3時間までなら大丈夫と言われていたそうです
しかし近年はオゾンホールもあり、紫外線量が昔より強くなっています
最近は長くても2時間までにした方が良いと言われています
 

紫外線の種類

UV-A

肌の奥まで入り込む紫外線でシワやたるむなどの老化現象を引き起こす

UV-B

肌の浅いところに影響を与える紫外線でシミ・そばかす・皮膚がんを引き起こす

 

肌にUV-Bが当たるとメラニンが作られますメラニンは肌の表面にできるものなので、新陳代謝が早ければ1ヶ月もしないうちに垢となってはがれ落ちシミにはなりません
しかし年をとると新陳代謝が落ちるため皮膚の再生(ターンオーバー)に時間がかかるようになりシミとなって現れるようになるのです

 

 

新陳代謝を高めターンオーバーを早める方法

20代  約28日
30代  約40日
40代  約50日
50代  約60日
60代  約75日
※人により個人差があります
一般的なはこのくらいターンオーバーには時間がかかると言われていますが個人差もあります
ターンオーバーを早くすればシミも消えていくのでターンオーバーを早くする方法についても紹介します

 

ターンオーバーに必要な栄養素2選

皮膚を新しくするためには次の栄養を意識してとることが必要です

ビタミンA(緑黄色野菜・レバー)の摂取
カボチャ・葉物・ニンジン・レバー

コラーゲンを含んだタンパク質の摂取
牛すじ・手羽先・鶏皮・フカヒレ

 
 
 
保湿

皮膚が潤いを失っているとターンオーバーが活発に行われなくなります。必要に応じて美容液を活用し肌の潤いを維持しましょう

 

日焼けを防ぐ3つの方法

1 日焼け止め

日焼け止めにはいろいろな種類がありますが
日焼け止め効果が高いものには皮膚への負担が大きく肌荒れを起こすものもあります
シーンに合った日焼け止めを選んで使用しましょう

PAとはUV-Aに対しての効果値を
PA+〜PA++++ まで4段階で表しますSPFとはUV-Bに対しての効果値を
SPF10〜50+までの6段階で表します

・日常の買い物や洗濯物干し
PA+〜++
SPF10〜20

・屋外での軽いスポーツやレジャー
PA++〜+++
SPF20〜30

・炎天下での海水浴やスポーツ
PA++〜++++
SPF30〜50+

 

2 日傘

最近では男性の使用も増えてきています
頭皮の日焼けは発毛のトラブル、つまり薄毛の原因になるとも言われています
女性に限らず男性もぜひ日傘を使ってほしいと思います

日傘にはいろいろな色のものがありますが熱くならないよう外側が白色、地面からの照り返しを吸収するため内側は黒がいいといわれています

 

 

3 ラッシュガード

もともとはサーフィンウェアとして登場したラッシュガードですが、最近では普段着として着用する人も増えてきました。
発汗による冷却効果も高いのでぜひ落ち着いたデザインのラッシュガードを普段着として1着持っておくと良いと思います

 

まとめ

日焼けが健康的と言われていたのは過去の話となりました。現代では肌の老化の8割は紫外線によるものであることがわかっています

紫外線を防ぐ手段としてまず頭にうかぶのは日焼け止めですがいろいろな種類があり、がっちり紫外線を防いでくれるものは皮膚にも負担が大きいものが多くなります

そこでこれからはサングラスを意識してかけたり日傘やラッシュガードを活用するなど生活を見直す必要がありそうです

人生100年はもうすぐです。いつまでも若々しい肌を維持できるよう今日から取り組みたいですね

暑い夏はこれからも続きます。ちょっとした油断が日焼けにつながりますので気をつけて予防したいですね