【セルフチェック】あなたは大丈夫?急性低音障害型感音難聴

コロナ禍に物価高とストレスの多い今日、耳に違和感を感じている方はいないでしょうか?
難聴なんてお年寄りがなるもの。私はまだまだ若いから大丈夫!
そう思っていたらとても危険です

最近では若い人でも内耳の障害やストレスなどがきっかけとなって発症するケースが多いことなどがわかっています

この記事では意外と知られていない低音障害型感音難聴について解説していきます

急性低音障害型感音難聴とは

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急性低音障害型感音難聴とは

「急に発症する」「低い周波数だけ」「聞こえにくくなる病気」です

急性低音障害型感音難聴の症状

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  • (朝起きたら)急に耳が詰まった感じがする
  • 低い音の耳鳴りがする
  • 自分の声が大きく聞こえる
  • 低音の耳鳴りがする
  • 周りの音が聞こえにくい
  • 周りの音が二重に聞こえる
  • 電車の中にいるような「ゴー」という音がし、閉塞感がある
  • 自分の声が響く
  • 耳に水が入っているように感じる
  • 離れた所からの呼びかけに気づかない
  • 複数人との会話や騒がしい所での会話がわかりにくい

似た症状をもつメニエール病

似た症状の病気にメニエール病があります。メニエール病は低音が聞こえにくいという症状のほかにひどいめまいを伴います。主に30代〜40代の女性に多い病気です。

低音障害型感音難聴セルフチェック

一般的に25dbより大きな音でないと聞こえないとき難聴と判断されます。正確な診断の定義には

「低音域3周波数(125Hz、250Hz、500Hz)の聴力レベルの合計が70db以上、高音域3周波数(2000Hz、4000Hz、8000Hz)の聴力レベルの合計が60db以下

と定義されています。上の動画で150Hz以下の周波数が聞き取れていればとりあえずは問題ないと思います

低音障害型感音難聴の症状のほかに回転性めまいを合併しているときにはメニエール病と診断されます

低音障害型感音難聴を引き起こす原因

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難聴になる詳しい原因はわかっていませんが、内リンパ水腫が原因と言われています

低音障害型感音難聴は睡眠不足やストレス、慢性的な疲れ、風邪などの症状で起こります。以前は若い人に多い病気とされていましたが近年では50代以上の方がなるケースが増え、動脈硬化や体力の低下と関係しているのではないかとも言われています。

治療方法

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薬物療法

炎症をおさせるために主に以下のこのような薬が使われます

・ステロイド薬‥‥炎症を取り除き内耳のむくみを抑える

・浸透圧利尿剤‥‥利尿作用を増強させることで内耳に溜まっている液の排出を促し、むくみを抑える

・血管循環改善薬‥‥滞っている内耳の血流を促進させ、血流による排出を促しむくみを抑える

・漢方薬‥‥余分な水を体外に排出する作用がある

生活習慣の改善

睡眠時間をしっかりととり、バランスの良い食事をするなど生活習慣の改善と図るとともにストレスの少ない生活を目指す

散歩や適度の運動、趣味はストレス発散に有効なので、無理のない範囲で取り組む

注意点

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耳が詰まった感覚や低音が聞き取りにくいなどの違和感があるときは、早めに近くの耳鼻科を受診しましょう。低音障害型感音難聴は放っておくと治療が難しくなるケースがあるので注意が必要です