オンライン会議中に映像が固まって困ったことはありませんか?
動画を見ている時、遅くてイライラしたことはありませんか?
2000年代に普及したADSLは現代の情報量にはついていけません
そして日本国内の ADSL は2024年3月末をもって全サービスが終了となります
ADSLサービス | 終了予定 |
ADSLアッカ | 2017年2月28日 終了 |
eAccess ADSL | 2021年9月30日 終了 |
au one net ADSL | 2022年3月31日 終了 |
フレッツ ADSL | 2023年1月31日 終了予定 |
OCN ADSL | 2023年1月31日 終了予定 |
YAHOO! BB ADSL | 2024年3月31日 終了予定 |
2023年になると駆け込み需要で開通工事の予定がつまってしまいます
まだADSLを使っているなら早めに「光回線」に切り替えることをおすすめします
しかし数ある光回線会社から最適な1社を選ぶのはかなり難しいことです
結論から言えば専門家でも100社以上ある光通信会社を1つ1つ調べて最適な回線を見つけるのは不可能でしょう
そこでこの記事では損をしない「損をしない」光回線選びのコツをお伝えします
ぜひ自分にあった回線を選んで、快適なネット環境を整えていきましょう
光回線とは
光回線とは、データの通信に従来の金属線ではなく光ファイバーケーブルを利用した通信回線のことで、高速データ通信を安定して行うことができます
光回線を扱ってる会社はどのくらいあるの?
2022年夏に我が家のケーブルテレビ回線を光回線に変えるためいろいろ調べましたが、光回線の会社は全国で200社以上あるようです
地域によっては利用できない光回線もあり、実際に候補となる光回線はもっと少なくなりますが、それでもかなりの数になります
月額料金だけの比較ならまだしも実際にはキャッシュバックや開通工事費、違約金、撤去費用、スマホとのセット割、回線の種類、営業エリア、1年間のみ無料etc いろいろな要素が複雑に絡み合っているのでトータルでどの会社が一番安いのかを知ることは困難です
そこでさんざん悩んだ挙句、最終的にたどり着いた結論がコレです
光回線を選ぶときに失敗しない4つの考え方
- スマホとセット割がある光回線があればそこを優先的に選ぶ
- NTT光回線網の会社なら乗り換えも簡単なので、なるべくNTTの光回線網が使える会社にする
- 一般家庭の通信速度は1Gbpsあれば十分。万が一不満なときは契約を変えれば良い
- キャッシュバックや1年間無料などのサービスや違約金、工事費などの脅しで惑わされない
なぜこのような結論にたどり着いたのか順番に説明していきます
スマホとセット割がある光回線があればそこを優先的に選ぶ
携帯キャリア会社によって光回線とセット割引を行っています
もしあなたの携帯キャリア会社が光回線とセット割を行っているなら、その光回線を契約するのが一番メリットが大きいでしょう
なぜならどの会社もスマホ代を月々1,000円程度値引きしてくれるので、長期的に考えるとセット割が一番得だからです
携帯キャリア会社 | おすすめの光通信 |
NTTドコモ(1,100円割引) | ⭕️ ドコモ光 |
au (1,100円割引) UQ mobile (858円割引) | 🔺【auひかり】 ※独自回線とエリアに注意 |
SoftBank (1,100円割引) Y! mobile (1,188円割引) | ⭕️ GMOとくとくBB【ソフトバンク光】 |
Rakuten Mobile セット割なし(光が1年間無料) | 🔺Rakuten光 ※割引が1年間のみ |
NUROモバイル セット割なし(スマホが1年間無料) | 🔺NURO光 ※独自回線とエリアに注意 |
BIGLOBEモバイル (200円割引) | 🔺【ビックローブ光】 |
NTT光回線網の会社なら乗り換えも簡単。なるべくNTTの光回線網を使える会社にする
光回線は携帯キャリアとのセット割を第一優先で考えるべきですが、携帯のキャリアも10年もすれば変更する可能性があります。そんなときは携帯キャリアと合わせて光回線も見直しましょう
しかし独自回線を使用している au光 や NURO光 を使っている人は注意が必要です
光回線を乗り換える時に現在の回線の撤去費用がかかる上に新しい回線の再開通工事が必要になるからです
フレッツ光 | 光コラボレーション | 独自の光回線 | |
利用可能エリア | 全国 | 全国 | 独自エリア ※エリア確認必要 |
回線 | NTT | NTT | 独自回線 ※乗り換え時に撤去と 再開通工事が必要 |
光回線 | フレッツ光
※別途プロバイダーと契約 ※料金割高 | ドコモ光 【ソフトバンク光】 Rakuten光 ビッグローブ光キャンペーン | 【auひかり】 NURO光 |
乗り換えがしやすいのはNTT回線を使っているフレッツ光と光コラボレーションですが、フレッツ光はおすすめしません
- 別途プロバイダーと契約するのが面倒
- 料金が割高
したがって私がおすすめするのは光コラボレーションの光回線です
エリアも全国展開しているし、気に入らない時はNTT回線を利用した他の光回線に簡単に変更可能だからです
SoftBankユーザーとY!mobilユーザーにおすすめなのは【ソフトバンク光】
Rakuten Mobile ユーザーにおすすめなのはRakuten光
それ以外のユーザーはNTT回線を利用して割安な【ビックローブ光】 か違約金のないシンプルに安い速いGMOとくとくBB光! を選んでおけば失敗はありません
一般家庭の通信速度は1Gbps(1,000Mbps)あれば十分
最近の光回線は1Gbpsだけでなく5Gbpsや10Gbpsといった高速通信が登場してきました
しかし一般家庭での使用なら1Gbpsの契約で十分です
ストレスなく通信できる通信速度の目安は10Mbps〜30Mbps (例)Webサイトの閲覧に必要な通信速度 下り1Mbps〜10Mbps (例)動画を資料するのに必要な通信速度 下り5Mbps〜20Mbps (4K動画の場合は25Mbpsあると望ましい) |
1GGbpsといっても実際には100Mbps程度しかでない可能性もありますが、100Mbpsは家族4人が4K動画を同時に再生しても問題ない通信速度なのです
キャッシュバックなどのサービスや撤去費用や違約金などの脅しで惑わされない
光回線会社の広告を見ていると、キャッシュバックがいくらあるとか1年間無料などとうたったサービスや途中で解約すると違約金がかかることが私たちを悩ませます
結論から言えば目先に利益や出費は気にしない方が正解です
光回線は一度契約すれば10年間近くそのまま利用しますので、1年間無料にするより、毎年お得な回線を選んだ方が得ですし、乗り換えに伴う違約金や工事費だってほどんどの次の光回線会社は全てキャッシュバックしてくれるからです
私も2022年夏に某ADSLからSoftBank光に乗り換えを行いましたが、違約金も工事費も全てソフトバンクが払ってくれました
キャッシュバックで得してやろうとか、損をするから違約金を払いたくないとためらわずに勇気を出して光回線に乗り換えていきましょう
下の普通為替証書は私がADSLからSoftBankに乗り換えたときにソフトバンクが払ってくれたお金です
このように工事費や違約金はほぞ全額補償されます
【乗り換えの時に簡単なアンケートに答えていただいた一万円】
【下の49,000円は違約金と工事費へのキャッシュバックだったと思います】
光回線のメリットとデメリット
光回線のメリット5選
基本料金が安い光電話(固定電話)が使える
今まで固定電話を引く際にはNTT加入電話が一般的に使われていましたが、光回線にすると光電話と使うことができるようになります
光電話は今までのNTT加入電話より基本料金と通話料金が安いため、年々契約者が増加し今では導入率が60%を超えてきているといわれています(2022年12月現在)
スマホとのセット割引がある ※一部のスマホキャリア
スマホのキャリアによっては光回線とのセット割を行っているところもあり、月額で約1,000円、年間だと12,000円、10年間で約12万円ほどスマホ代が安くなります
通信速度が速く時間が無駄にならない
私が以前使っていたADSLは下りが30Mbps、上りが1Mbps程度しかありませんでした
Youtubeの動画をみるだけで固まることがあり、動画をアップロードしようとすると5分程度の動画でも1時間以上かかりました
2022年の夏に思い切ってSoftBank光に変更したのですが、その後のネット環境は快適そのもの
ちょっとスピードが出過ぎな気もしますが、有線でつなぐとこんな感じです
100Mbps出ればよいといわれる1Gbps光回線で527Mも出ています
何よりありがたいのはアップロードの速さ!!
今までYouTubeの動画をアップロードするのに1時間以上もコーヒータイムをとったり、買い物に出かけるときもありましたが今では3分もかからずに瞬時に終わってしまうので作業時間を1時間も多く取ることができるようになりました
私の書斎はWi-Fiから遠いところにあるので普段は有線で接続していますが、Wi-Fiでも調子がいいときはこのくらいのスピードがでます
調子が悪い時は25Mを切ってしまうこともあるので、基本的には有線接続にしていますが、一般家庭で500Mは快適そのものです
通信が安定している
ADSLを使っていて困ったのは通信が遅く途切れがちなことです
ルーターの不具合が原因なのか真相ははっきりしませんでしたが、何度もケーブルテレビの方に調整していただいても結局通信を安定させることはできませんでした
金属線の通信はノイズなどを拾ってしまうのである程度はしょうがないといった話も聞きました
光回線にかえてからオンライン会議は一度もないのですが、5ヶ月間近く使ってきてYouTube等の動画再生で途切れたことは一度もありません
「不満に思うことが全くない」というのが正直な感想です
Pingの安定度測定結果からも我が家のSoftBank光はとても安定していることがわかります
無制限で使い放題
出先でネットを利用される方によく利用される方にはポケットWi-Fiが大変便利です
しかしこのポケットWi-Fiの一番の欠点はデータの使用量に制限がある
光回線は持ち運びはできませんが、データ量の制限が全くないので、どれだけ重たい動画を見ても
遠隔地に住む家族と24時間365日つなぎっぱなしにしていても通信料が1円もかからないのは大きなメリットです
光回線のデメリット4選
光回線の引き込み工事が必要にあり、工事まで時間がかかる
ADSLから光回線に変えるときにやらなければならないことの1つに開通工事があります。マンションでもともと光コンセントが付いていたり、前に住んでいた人がNTT光回線を残しておいてくれたらラッキーですが、新築の家の場合はほぼ100%の確率で光ゲーブルを家の中まで引いてこなければなりません。
フレッツ光と光コラボの工事なら19,800円
au 光の独自回線なら42,500円
NURO光の独自回線なら44,000円ものお金がかかります
フレッツ光と光コラボは互換性があるので、一旦光回線を引き込んでしまえば工事なしで回線を乗り換えることができますが、独自回線を使っているauやNUROはその都度撤去工事と開通工事を行わなければなりません
費用は次の光回路会社がほぼ全額キャッシュバックしてくれたとしてもこの工事は立ち会いが求められるので、撤去工事の日程を調整し、その後開通工事の日程を調整するのは面倒です
これが私が独自回線をおすすめしない理由です
ADSLと比べると多少だが割高
我が家は20年以上ケーブルテレビのADSLを使ってきました。その理由は電話、インターネット、テレビが格安で利用できたからです。あまり見ませんでしたが、ディズニーチャンネルまで無料で見られて5,000円程度だったように思います。それに比べると現在のSoftBankは7085円になり多少高くなりました。
しかしYoutubeのアップロードに1時間待たされることもなく、ルーターの再起動にロフトまで行く必要もなく、家族に動画がとまって責められることもない現在の環境は大満足です。
外出先では利用できない
光回線は回線が引き込まれている家でしか利用できません。もし出張先など出先でインターネットを利用する機会が多いならポケット型Wi-Fiも1つ契約しておくのがおすすめです。1日4GBまで、月間100GBまでといったデータ容量はありますが、出先でも自由にネットを使えるのは大変便利です。
引っ越し時は撤去工事が必要な場合がある
一般的には引越しをする時に設備撤去工事が必要となります。しかし大家さんや管理会社との相談によっては撤去しなくてもよい場合もあります。こういった場合にも汎用性の低い独自回線よりNTT回線の方が撤去を求められる可能性は低くなります
光回線に変更する際のアドバイス3選
光回線への切り替えで気をつけなければならないこともあります
1つ目はそれはメールアドレスの変更です
私はメインのメールアドレスとしてケーブルテレビのメールアドレスを使っていましたが、ケーブルテレビの契約を切ってソフトバンク光に変更したことで今まで使ってきたメールアドレスが使えなくなってしまいました
事前に大切な連絡先はgmailなどに変更しておくことをおすすめします
2つ目は違約金や工事費を気にしないということ。
違約金ががかかると言われると真面目な人は約束を破るような気がしてためらってしまいますが、気にせず乗り換えを行なっていきましょう
違約金や工事費は次の光回線会社が保証してくれますので期間満了まで待つ必要はありません
3つ目はキャッシュバックの手続きです
キャッシュバックは前の業者から請求があってから申請するものが多いので、何ヶ月もたってから申請することになります。申請し忘れると損をしますので、カレンダーに印をつけるなどしてキャッシュバックの手続きを忘れないようにしましょう
【失敗しない光回線選び】気になる光回線8社とおすすめ5選
フレッツ光 | ドコモ光 | ソフトバンク光 | Rakuten光 | au光 | NURO光 | |
利用エリア | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 独自エリア | 独自エリア |
回線 | NTT | NTT | NTT | NTT | 独自回線 | 独自回線 |
スマホとの セット割 | NTTdocomo | SoftBank Y!mobile | 楽天モバイル | au UQmobile | NUROMobile | |
月額料金 | 戸建て 5,390円 マンション 3,465円 + 【プロバイダー代】 戸建て 1,500円程度 マンション 1,000円程度 | 戸建て 5,720円 マンション 4,400円 | 戸建て 5,720円 マンション 4,180円 | 戸建て 5,280円 マンション 4,180円 | 戸建て 5,610円 マンション 4,180円 | 3年契約 5,200円 2年契約 5,700円 |
参考通信速度 | 下り 247Mbps 上り 186Mbps | 下り 242Mbps 上り 184Mbps | 下り 297Mbps 上り 190Mbps | 下り 187Mbps 上り 164Mbps | 下り 369Mbps 上り 315Mbps | 下り 459Mbps 上り 436Mbps |
備考 | ||||||
個人的意見 | ❎ プロバイダー代がかかる 手続きが二重で面倒! | ⭕️ 長く使うほどトク | ⭕️ 長く使うほどトク | ⭕️ 楽天モバイルとセットで使えばポイントアップあり | ❎ 独自回線 エリア確認 | ❎ 独自回線 エリア確認 |
ドコモ光、SoftBank光、Rakuten光以外の人は割安な【ビックローブ光】 か違約金のかからないシンプルに安い速いGMOとくとくBB光! を検討すると良いと思います。
通信速度も朝昼夕と変動していて参考程度にしかなりませんが、上の光回線会社はどれも100M以上は出ています
Twitterにさまざまなデータが載っていましたのでいくつか紹介します
【フレッツ光ネクスト】
【SoftBank光】(我が家の調子いい時の結果なのでいつもはこんなにでません)
【ドコモ光】
【楽天光】
【NURO光】非常に速いという意見とたまに遅いという意見も・・・
おすすめ光回線のまとめ
ADSL回線も2024年3月末日で終わりとなります
2023年になると光回線への駆け込み需要が増えると思いますので、早めに光回線に切り替えていきましょう
光回線を選ぶときに一番気をつけたほうが良いのはスマホとのセット割です
NTTドコモユーザーにおすすめなのはドコモ光 SoftBankユーザーとY!mobilユーザーにおすすめなのはGMOとくとくBB【ソフトバンク光】 Rakuten Mobile ユーザーにおすすめなのはRakuten光 それ以外のユーザーは NTT回線を利用して割安な【ビックローブ光】 か NTT回線を利用して違約金のないシンプルに安い速いGMOとくとくBB光! こちらを選んでおけば大きな失敗はありません |
光回線を導入して快適なネット生活を始めましょう