第1ステップでは中学校で習う化学変化を12個学習しました
そして第2ステップでは中学校で習う原子記号を13個学習してきました
今回はいよいよ化学式です
中学校で覚える化学式は18種類とちょっと多めですが、化学反応式がつくれるようになるための最後の難関です
この18個を覚えてしまえば、次のステップ「化学反応式をつくる学習」では特に覚えることはありませんので、1つずつ丁寧に覚えていきましょう
そもそも化学式ってなに?
世の中に120種類ある元素ですがその性質は実にさまざまです
一人ぼっちでいるのが好きな元素もあれば
2個でペアをつくるのが好きな元素
他の種類の元素となかよくグループを作るのが好きなものまでいます
それぞれの元素が安定して存在できる状態を元素記号で表したものを化学式というのです
材料となるブロックは120種類しかありませんが、その組み合わせが無限だからです
分子の種類(化学式)を18種類覚えよう レベル:★★☆
教科書にはさまざまなな化学式が出てきているように感じますが、よくみてみると中学校の教科書に登場するのは以下の18種類だけです
しかもよくみてみると、黒字になっている銀や銅のような金属や炭素は単原子分子といって原子の状態で安定していられるので、元素記号そのままになります
つまり赤字の12個だけ覚えれば完璧ということになります
1つずつしっかり覚えていきましょう
水素 | H2 | 銀 | Ag | 水 | H2O |
酸素 | O2 | マグネシウム | Mg | 二酸化炭素 | CO2 |
銅 | Cu | 炭素 | C | 酸化銅 | CuO |
鉄 | Fe | 硫化鉄 | FeS | 塩化ナトリウム | NaCl |
カルシウム | Ca | アンモニア | NH3 | 酸化銀 | Ag2O |
炭酸水素ナトリウム | NaHCO3 | 炭酸ナトリウム | Na2CO3 | 塩酸 | HCl |
化学式の覚え方
Hには手が1本ある
Hが1本ずつ結びついてH2となる
Oには手が2本ある
Oが2本ずつ結びついてO2となる
Hには手が1本、Oには手が2本ある
Oの両手にHが1つずつ結びつけばH2Oとなる
Agには手が1本、Oには手が2本ある
Oの両手にAgが1つずつ結びつけばAg2Oとなる
Nには手が3本ある
Nの3本の手に1つずつHが結びついてNH3になる
Cには手が4本あり、Oには手が2本ある
Cの手2本ずつそれぞれOと結ぶついてCO2となる
NaとClにはそれぞれ手が1本ずつある
それぞれが結びついてNaClとなる
HとClはそれぞれ手が1本ずつある
それぞれが結びついてHClとなる
CO3には手が2本ある
Na、Hと1本ずつつながるときはNaHCO3
2つのNaと1本ずつつながるときはNa2CO3
FeとSには手がそれぞれ2本ずつあり
FeとSが2本ずつ結びついてFeSとなっているが
ここは理屈抜きにそのまま覚えてしまった方が楽ちん
CuとOには手がそれぞれ2本ずつあり
CuとOが2本ずつ結びついてCuOとなっているが
ここは理屈抜きにそのまま覚えてしまった方が楽ちん
まとめ
原子が安定して存在できる状態を元素記号を使って表したものを化学式といいます
化学式を覚える時にそれぞれの元素に手(結合手)が何本あるかを知っておくと便利です
物質には安定して存在できるグループがあるので、そのグループを18種類しっかりと覚えておきましょう
水素 | H2 | 銀 | Ag | 水 | H2O |
酸素 | O2 | マグネシウム | Mg | 二酸化炭素 | CO2 |
銅 | Cu | 炭素 | C | 酸化銅 | CuO |
鉄 | Fe | 硫化鉄 | FeS | 塩化ナトリウム | NaCl |
カルシウム | Ca | アンモニア | NH3 | 酸化銀 | Ag2O |
炭酸水素ナトリウム | NaHCO3 | 炭酸ナトリウム | Na2CO3 | 塩酸 | HCl |
次回はいよいよ化学反応式です
今までの学習がしっかりとできていればパズルのように超簡単なので安心して学習していきましょう