中学校2年生で学習する化学反応式は、苦手意識をもつ人が多いようです。
そんな中学生のために覚えることを最小限にし、中学校で出てくる化学反応式のほぼ全てが簡単につくれるようになる方法を4ステップでまとめてみました
この4ステップを学習すればテストで出題される問題はほぼ100%解答できるようになります
ぜひ1ステップずつあせらずゆっくり学習していきましょう
化学反応式攻略ロードマップの4ステップ
2.原子の種類を13種類覚えよう
3.分子の種類(化学式)を18種類覚えよう
4.化学反応式の作り方を理解しよう
(化学反応式はおぼえるものではありません)
43個だってけっこう大変そうと思う人もいると思います
しかしルールを覚えてしまえば43個だって簡単に覚えられるので安心してください
この記事で学習すれば、全くの初心者でも4ステップで化学反応式が簡単に作れるようになります
しかし、当記事には読むだけでなく暗記を必要とする内容も最低限含まれています
一度読んだだけで満足せず「記事を読む → 学習 → 記事を読む → 学習」を繰り返して、少しずつ熟練度を上げていきましょう!
すでに化学反応式が作れる人もより理解が深まると思いますのでぜひ一度読んでみてください
1.そもそも化学変化(化学反応)ってなに?
中学校では化学変化を12種類学習します。そこでその12種類を覚えてしまいましょう
化学変化とは、物質が別の物質に変化してしまう反応のことです
(例)ろうそくが燃えて二酸化炭素になった
パラフィン → 二酸化炭素 + 水
(例)ピカピカの10円玉がさびた
銅 + 酸素 → 酸化銅
① 塩が水に溶けて塩水になった
② 水が冷やされて氷になった
③ 紙が燃えた
①❌ 塩と水が混ざり合っただけで化学変化はしていません 水を塩の性質がそれぞれ残っている混合物です
②❌ 水の状態(固体・液体・気体)が変わっただけなので、化学変化ではなく状態変化といいます
③⭕️ 紙は燃えることで紙とは別の物質「炭」になっているので化学変化といえます
👉化学変化は別の物質に変化する反応です
金属と酸素の化学反応 レベル★☆☆
2.マグネシウム + 酸素 → 酸化マグネシウム
3.銅 + 酸素 → 酸化銅
4.銀 + 酸素 → 酸化銀
これで12個中4個終了です
あと8個もその調子でいきましょう
次は硫黄(いおう)との反応を覚えましょう
金属と硫黄(いおう)の化学反応 レベル★☆☆
6.銅 + 硫黄 → 硫化銅 (りゅうかどう)
鉄と銅以外にもいろいろな金属があるけど覚えなくていいのかな?
中学校ではこの2つしか習いません。だから2つだけ覚えておけば大丈夫です
これで6個学習しました
のこり6個はちょっと難しいけど、テストによく出題されるので1つ1つ丁寧に覚えていきましょう
金属以外のものと酸素の化学反応 レベル★★☆
8.炭素 + 酸素 → 二酸化炭素
この2つはテストによく出る反応です
炭素と酸素が結びついて二酸化炭素になる反応は地球温化の原因ともなっているのでとても注目されている反応です
水素と酸素が結びついて水になる反応は、二酸化炭素を出さないエコなエネルギーとして注目されています
いよいよあと4つです 少し疲れてきたのではないでしょうか?
しかしこれから紹介する4つの化学変化がテストで最も出題される化学反応なんです
最後まで頑張りましょう
テストでもっとも狙われる化学反応 レベル★★★
10.酸化銀 → 銀 + 酸素
11.酸化銅 → 銅 + 酸素
12.炭酸水素ナトリウム → 炭酸ナトリウム + 二酸化炭素 + 水
その通りです
だから12個といっても実際には10個覚えれば大丈夫です
まとめ
今まで学習してきた化学反応をもう一度振り返ってみましょう
1.鉄 + 酸素 → 酸化鉄(さんかてつ)
2.マグネシウム + 酸素 → 酸化マグネシウム
3.銅 + 酸素 → 酸化銅
4.銀 + 酸素 → 酸化銀
5.鉄 + 硫黄 → 硫化鉄 (りゅうかてつ)
6.銅 + 硫黄 → 硫化銅 (りゅうかどう)
7.水素 + 酸素 → 水
8.炭素 + 酸素 → 二酸化炭素
9.水 → 水素 + 酸素
10.酸化銀 → 銀 + 酸素
11.酸化銅 → 銅 + 酸素
12.炭酸水素ナトリウム → 炭酸ナトリウム + 二酸化炭素 + 水
今日の学習はここまでにしましょう
酸素と反応すると酸化し
硫黄と反応すると硫化するんでしたね
覚えにくいのは7番から12番ですが、実はテストによく出るのはここなんです
特に10番と12番は化学反応式でよく出題されますのであせらずくり返し覚えましょう
12個全て覚えたらステップ2に進みましょう\(^o^)/